« NYでデモ?! | Main | ローレライを観てきました »

March 25, 2005

秋田県から返事がきました

cat_0503_25<--「変な人は居るからニャ」

先日、蔵王での韓国旅行客の捜索費支払い拒否の件で、秋田県はどのような対応策をとっているのか?という問合せメールを、17日に送信。
その返事が来た。

【韓国人旅行客への対応】
・秋田県ではハングルで看板を立て、またハングルによる場内放送もしている。
・遭難事故などへの対応は日本人と外国人の区別はしない。(当然といえば当然)

【韓国の旅行保険事情】

・韓国人の海外旅行客は「海外旅行保険」に加入している
・捜索費は「海外旅行保険」のなかの「特別費用・特別約款」という項目で補償さる
・今回の蔵王のような件は「特別費用・特別約款」が適用されるはず、と韓国旅行会社がコメントしている
韓国でも救助費用は救助された人々やその一行が出すのが普通と韓国旅行会社がコメントしている

私のメールのつっこみ具合が悪かったようで、当たり前の回答しかいただけなかったわけだが、まあ、韓国でも捜索費は個人持ち、というのがはっきりしてよかった(自画自賛)

------<以下、メール本文 全文>----------------------------


●● 様

 先日は、メールを頂きましてありがとうございました。
 蔵王での韓国人スキー客の遭難に関連して、同様のトラブルが秋田で
起こった場合はどうするのかとのお尋ねの件ですが、県内の受け入れ施
設では、次のような対応を取っておりますので、御紹介いたします。

1.本県の受け入れ施設の対応
 本県では、韓国人スキーヤーへの対応は、雪質や宿泊施設の関係から
田沢湖スキー場で受け入れを行っています。
 韓国人スキーヤーの受け入れは、平成15年からスタートしています
が、今シーズンで3年目を迎えたことから、同スキー場では、1月~2
月のハイシーズンに合わせてインフォメーションや重要な連絡事項(場
内放送)については、韓国語での案内も実施するようになっています。
 また、ゲレンデ内から外に出ないように注意を喚起するロープや看板
は勿論のこと、ゲレンデ内でも危険な所には、ハングル文字で注意を呼
びかけています。
 その他、営業時間終了後には、スノーモービルで場内をパトロールし、
ゲレンデ内に人が残っていないかを毎回確認し、事故が発生しないよう
注意を払っています。

2.遭難事故等緊急時の対応
 スキー場を管理している会社には、遭難事故等緊急時に対応したマニ
ュアルがあり、連絡網や対応方針などが定められています。ただし、遭
難事故等への対応は、当然のことながら日本人と外国人の区別はありま
せん。

3.旅行保険と捜索費用の関係
今回の蔵王での件については、新聞等で得られる範囲での情報は承知
しておりますが、対応の善し悪しについては、コメントできる立場であ
りませんので遠慮させて頂きます。代わりに、韓国での旅行保険と捜索
費用の関係を今回若干時間を頂いて調べてみましたので、参考までにお
知らせします。
 韓国の海外旅行客のほとんどが「海外旅行保険」に加入しているとの
ことです。特に、旅行社が企画した旅行であれば会社側が必ずと言って
いいほど保険に入るし、個人旅行の場合も各個人が旅行保険に加入して
海外に出かけるのが一般的だそうです。
 韓国の旅行会社等が加入している一般的な海外旅行保険における捜索
費用の関係については、以下に示すような「特別費用・特別約款」とい
う項目があって、捜索救助費用なども適用されるようになっています。
<この点については、日本の旅行保険(旅行社加入保険)より充実して
いるようです。>

--------------------------------
「特別費用・特別約款」
 お客さんが乗っていた飛行機や船舶が行方不明になったり遭難した場
合、登山中に遭難した場合、傷害や病気で死亡した場合、また、直接な
原因で14日以上入院した場合の捜索救助費用、航空費用など交通費、
宿泊費、遺体移送費用などを補償します。
--------------------------------

参考までに、韓国の旅行会社等に今回の件を訪ねてみたところ、当然、
保険が適用になるとのことです。また、通常このような場合は、保険の
加入の有無にかかわらず、救助費用は救助された人々やその一行が出す
べきで、韓国でもそれが普通であるとの答えがありました。

 以上、簡単ですが2005年3月17日に頂いたメールに対する返信
とさせて頂きます。

2005年3月24日
秋田県 秋田・韓国交流促進チーム


------<以上、メール本文 全文>----------------------------

韓国でも救助費用は当事者たちが支払うのが一般的ということなら、今回の件はこの韓国人旅行客ははっきりと「支払い拒否」の意思を示したってことだね。
そのような「支払い拒否」に至ったのは、SankeiWebによれば

1.日韓関係が緊張しているさなかの日本旅行は韓国国内で批判されるかもしれないのに実名報道された
2.遭難した5名のうち4名は救助隊が捜査を開始する前に自力で下山したので捜索作業に見合った請求でない

という事だが、

1は実名報道したのは報道機関であって不服は報道機関に言うべき、なので費用の支払い拒否は筋違い。

2は山形新聞の記事によると請求額は「山形市山岳遭難対策委員会のメンバー6人が出動した11万円」ということで、確かにこの6名の捜索隊はこの韓国人4名の救助に至らなかったわけ。ちなみに1名がヘリで救助されているが県のヘリなので捜索費は生じない。
しかし、「一行は費用の負担に同意し捜索を依頼した(SankeiWeb)」のは事実。依頼した捜索隊が自分たちの思った通りの働きでなかったとしても、捜索隊は普段どおりの捜査を行ったのだから、どんな理屈があろうと費用は支払うべきだと思うが。

そうすると、今回の蔵王の件は先日のエントリーでふれたSankeiWebの言うような「日本と韓国の認識のズレ」ではなく、やはりこの韓国人旅行客が非常識だったんじゃないのか、という結論。

簡単に言っちゃえば言ったもん勝ち、逃げたもん勝ち

こんな非常識を日本と外国の違いとして簡単に片付けるのはよくない。
下記ブログ主さんの主張におおいに賛同するものである。

カレーとご飯の神隠しさん 遭難騒ぎでの一番の問題点

秋田県からの回答に遭難事故などへの対応は日本人と外国人の区別はしないとあったので少々安心した。
しかし、これからゴルフシーズン到来。韓国人ゴルファーが大勢押し寄せる模様。わが故郷である能代市周辺はゴルフ場も多いので、是非とも蔵王の二の舞は避けてもらいたい、と切に願う。

秋田県 秋田・韓国交流促進チーム殿、返信ありがとうございましたm(_ _)m
韓国人観光客の不測の事態対応マニュアルは必要だと思いますよ。各民間施設が独自にやるより県がやったほうが情報の共有化ができますしね。韓国保険会社を頼りにするだけではなく日本の現地での同意書作成も有効のようです。

【2005.3.26 add】

愛・蔵太さんのブログで「蔵王の件」の報道からマスコミの報道姿勢が公正か?を追求しています。
クールな視点です。

愛・蔵太の気ままな日記
マスコミは報道すべきことを報道しないで、報道してはいけないことを報道しているかもしれない例を韓国人のスキー場遭難事件で考える

|

« NYでデモ?! | Main | ローレライを観てきました »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74279/3433484

Listed below are links to weblogs that reference 秋田県から返事がきました:

« NYでデモ?! | Main | ローレライを観てきました »