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April 06, 2005

人権擁護法は誰を守る?

怖いぜっ!人権擁護法」で、強大な権力を持つ第三者機関の設立に恐怖を感じたことを記事にした。
その記事にTBしていただいた『娘通信♪』さんの記事で、この法案の背後に透けて見える現代日本の恐ろしい側面を取り上げている。

「人権擁護法」その2・・部落解放同盟
「人権擁護法」その4・・「糾弾」という名の私刑

・・・怖い。。
なぜ怖いか、というと、中学校時代の先生が江戸時代の階級制度の授業の中で、

今の日本で、(士農工商以外の身分について)絶対、口に出すなよ!これはお前らの身を守るためなんだ。東北のこの辺じゃ、(江戸時代の階級制度を)口に出しても関係ないけど、関西で言ったら大問題になる。

と授業中の雑談のなかで話したから。私は記憶違いの前科があるから、もしかしたらこの先生の話しの中に記憶の混乱が入っているかもしれないが、10代前半の私にとっては現代日本の触れてはいけない闇として強烈に印象に残った。

それが、実際は私の想像をはるかに越えた残酷な事件としてこの世に存在していた、という事が恐ろしい。

こちらに他意は無かったのに、差別者として吊し上げられた場合、この人権擁護法は救済してくれるのか?

人権擁護法のもとに人権委員会が設置される。
この人権委員会は人権委員5名と地方の人権擁護委員2万人から構成される。人権委員5名は首相に任命され、その人権委員の配下に2万人の人権擁護委員が全国に設置される。

この各地の人権擁護委員は、人権委員会がふさわしい人間だと認めた一般市民(日本国籍が必要かどうかは未定)がボランティアでなるのだ。公務員のような公共へ貢献する義務を負った人たちがなるわけでは無い。

被差別者とされる団体が強く推しているこの法案のもとに設置される委員には一体誰がなるのか?人権委員5人は首相が任命するが、その下の2万人の人権擁護委員の人事は委員会内部でやりたいほうだいだ。

前も書いたが、この委員会の権力は独立性が保障されていて、国民、行政に対して強制力がある。かつ、国会と裁判所に対し口を出せる。しかも、委員会を監視する機関が無い。委員会が最低年1回、国会に報告するだけなのだ。

異常なほど強大な権力を委員会は持つことになる。

もし委員会が被差別団体の強い影響下に置かれた場合、被差別団体に差別者とレッテル貼りされた人間は救済のされようが無い気がする。もっと言えば被差別団体は都合のいいように人権をコントロールできる

日本国憲法を支える3原則のひとつ『基本的人権の尊重』

第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる。

この人権が人権委員会という新たな権力に支配されたとしたら?

最悪のシナリオだ。日本は憲法を手中にした国民以外の権力によって支配される。

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