« エンタの民主党! | Main | だいふく♂ »

May 22, 2005

ハタハタで日本海を考える(大げさ~)

今日も魚屋で仕事のkitsです。疲れたよ~(泣)
さて、店では新潟産ハタハタが入荷した。
出身が秋田の私は一瞬、『えっ?(驚)』『何で今時にハタハタ?ほんとにハタハタなの?』という感じ。
何故なら、秋田でハタハタといえば冬の食べ物。
こんな初夏に食べるなんて前代未聞なのだっ!

(参考)ハタハタ文化(秋田県)

gf0505_01
---------<引用 始め>------------------------------------------
冬の雷が鳴る頃にハタハタが沿岸に集まるので、別名「カミナリウオ」とも呼ばれている。(中略)正月料理には欠かせないハタハタ鮨…塩と米と麹で漬け込み、発酵作用を生かした「なれずし」の一種。師走になると、各家庭でハタハタ鮨づくり取り掛かるのが習わしだった。
---------<引用 終り>------------------------------------------

gf0505_02

ところが、調べてみると、ハタハタは冬の産卵時期は秋田沿岸へ浮上するものの、普段は水深250mの深海底に棲んでいるんだと。しかも初夏は新潟沖に分布している。
驚いたことに日本のハタハタには3群系あって、この左図の回遊を行う日本海北部群と、北海道周辺に分布する北海道群、山陰海域に広く分布する日本海西区群の3群系。
『♪秋田名物、八森ハタハタ、男鹿でオガブリコ♪』と秋田音頭で歌われてるし、ハタハタは秋田固有の生物かと思っていたが、実はどうして、日本全域に生息している魚なのね。

(参考)日本海北部マガレイ、ハタハタ資源回復計画(水産庁)

---------<引用 始め>------------------------------------------
1975年までは漁獲量が20,000トン前後と非常に高い水準にあったが、1976年に漁獲量が11,746トンに半減して以降漁獲状況は急激に悪化し、1990年代初頭には200トンを割り込む(最盛期の1%弱)まで落ち込んだ。
 このような資源状況の急激な悪化を踏まえ、秋田県における3年間の自主的な採捕禁止措置や漁獲量の制限及び関係県による体長制限等の資源管理措置を講じた結果、近年、漁獲量は増加しており、資源は低位増加傾向にあると考えられる。
---------<引用 終り>------------------------------------------

秋田県民にとってハタハタは年越しには無くてはならぬ魚であるが、1990年代に急激に漁獲量が減少。庶民の魚から一挙に高級魚化した。食文化を維持するために自主禁漁を行う等、かなりの努力をした訳だが、それが徐々に実りつつあるようで、私の働く魚屋では10尾くらい載ったパックで¥398。安いね~。10年前は1000円以上の値は付けてたはず。

ところが気になる記事発見。
(参考)佐渡沖合漁場(佐渡北方礁)調査と資源管理(2001年9月) 新潟県水産海洋研究所

---------<引用 始め>------------------------------------------
 テレビや新聞で大きく報道されたので、ご記憶の方も多いと思いますが、平成6年頃より韓国漁船による無秩序な操業が佐渡沖合漁場(瓢箪礁や向瀬などの佐渡北方礁海域-図1参照)で行われ、特に平成8年から10年には韓国国内法でも禁止されているトロール漁船が大挙して操業をするようになりました。このため同漁場は荒廃し本県漁業は、ここを主漁場とする沖合底びき網漁業の漁獲量が激減するなど大きな影響を受けました。

 新日韓漁業協定の発効(平成11年1月22日)以降、佐渡沖合漁場における韓国漁船の操業は見られなくなりましたが、同漁場は本県の多くの漁船が最も重要な漁場として活用してきた、日本海でも有数の好漁場であり、早期にその実態を把握し、資源回復のための措置を講ずることが急務となりました。
---------<引用 終り>------------------------------------------


韓国漁船の乱獲により荒れた新潟県の漁場は深刻なダメージを受けている。この回復のために新潟県では操業の自主規制、禁漁などを実施(怒)。まんぎょんぼんといい、拉致事件といい、ちょーむかつくっ!がんばれ新潟!

こんな事を知るにつけ、竹島問題しかり、私も含めてどうも日本人はノンキな気がする。
日本海は三バカ国に囲まれた非常に緊張度の高い場所なのだ。普段から注意深くウォッチする必要があるように思うし、もっと敏感に反応すべき。カッターナイフ指切やドンドン焼きまでする必要は無いが、もっと怒りをあらわにしてもいいと思う。

いや~ネットやってて良かった~。芋づる式に大事な情報が出てくる出てくるw

|

« エンタの民主党! | Main | だいふく♂ »

Comments

TB&コメントありがとうございます。
佐渡産の水産物は近くのスーパーにも入ってくるので、旬の魚に季節感を感じます。でも…佐渡のは美味しいけど安くない(涙)。地元でも高級もの扱いだと思います。

そう、以前、宝島社のVOW!で佐渡の交通標識が投稿されてましたが、「交通違反○○円 佐渡するめ**円」「交通違反○○円 佐渡わかめ**円」ってのが道路わきに立ってる写真でした。今もあるでしょうか?で、佐渡には行きたいな…と思いつつ、チャンスを逃しています。温泉もあるらしい、というお話も聞きますし。…標識を確かめにってのが、悪いんでしょうか。

Posted by: 枇杷@園丁日記 | May 22, 2005 at 08:42 PM

>枇杷さん
コメントありがとうございます~!
そうですか~佐渡産は高級品なのですね。働いてる魚屋で詳しくチェック&味見せねば。

新潟産のハタハタ、昨日塩焼きにして美味しく頂きました。このハタハタの味、やっぱり秋田人の私にはタマランです。そして新潟の漁場の豊かさも同時に実感しました。
日本海は私らの故郷の海ですし、故郷の味の起源でもあるので大切にせねばなりません。。。つくづく

ところで佐渡の標識ってユニーク!確かめに行きたいですな~(笑)
標識探検隊、悪くないですよ。

Posted by: kits | May 23, 2005 at 12:36 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74279/4235099

Listed below are links to weblogs that reference ハタハタで日本海を考える(大げさ~):

» 初夏というべき時期ですが… [* 園丁日記 *]
父の実家の田植えは五月下旬に回りそうです。 中越地震が原因してます。平地でも長岡市南部は 液状化も激しかったのです。 まず、家屋全壊。そして田んぼの地割れ部分を 直さなくてはならなくて、そして砂が吹いたところに 土を入れるなど含めて…今年の作付けは困難です。 ..... [Read More]

Tracked on May 22, 2005 at 08:35 PM

« エンタの民主党! | Main | だいふく♂ »