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November 23, 2005

チロヌップのきつねを胸に・・・

北方領土解決 「最後の機会逃した」
露報道 経済に主眼
(産経新聞 23日朝刊)ネットソース無し

【モスクワ=内藤泰朗】ロシアでは、プーチン大統領の訪日がエネルギーを中心とした経済優先の日露関係発展の道を開いたとする内容の報道が目立った。北方領土問題に関しては「過去の遺産となった」(有力日刊紙、独立新聞)といった論評に、政治・経済両面を同時に進展させる対露戦略をとってきた日本が領土問題の解決が停滞しても経済関係を進展させる姿勢に転じたと、ロシア側が受け止めていることが浮き彫りになっている。
 プーチン政権が絶大な影響力を持つ国営第一チャンネルは二十一日、大統領の訪日の模様を終日トップで伝え。今後は経済面を優先させるという「日露関係の基本的な発展の方向が定まった」といった見方を報じた。親政権派の有力日刊紙イズベスチヤも「まずは天然ガス。島は未来に」との見出しで、大統領訪日の中心テーマがあくまでエネルギー強力を中心とした経済であり、領土問題は遠い未来に先送りされたと強調した。
 領土問題については、ロシアのNTVが「日本は何らかの結果を出す最後の機会を逃した。ロシアは領土問題で妥協しないとの姿勢を強めつつあり、日本の返還要求は意味を失いつつある」と報じた。
 また、大衆紙コムソモルスカヤ・プラウダも「日本は、政治的な関係が悪い中国に多額の投資をしており、北方領土問題が解決すれば、日本からロシアに投資の雨が降るというのは日本側の甘言にすぎない」と論評。大統領に同行したルシコフ・モスクワ市長も「(日本との)平和条約がなくても死ぬことはない」と述べた。
 一方、大統領の訪日に合わせて実施されたロシアの最新世論調査では、73%が北方領土の返還に反対で、賛成したのは2%に過ぎなかった。

>「日本は、政治的な関係が悪い中国に多額の投資をしており、北方領土問題が解決すれば、日本からロシアに投資の雨が降るというのは日本側の甘言にすぎない」と論評。

ほら、これだ。
外交ではもちろん、場合によっては経済でも対処しますぜっ!
という毅然とした対応をしてこなかった日本の特定アジア顔色伺い外交のツケが回ってきたようだ。

政冷経熱

とか言っちゃって、仲良しのふりをしてたら、

日本は政治で譲歩しあわなくっても経済を後押ししてくれる(チョロイ)国なんだ~

という謝ったシグナルをロシアに与えてしまったようですな。

今、ロシアでは中韓を見習って反日愛国プロパガンダ教育を推進中だ。
ロシアが特定アジアを見習う前に、特定アジアに毅然とした態度で接して、

歴史問題で日本を責めても何の特にもなりませんぜ、ダンナ。

というメッセージを早くから発するべきだった。日本の失われた10年はなにも経済だけの話ではない。外交上も失われた10年を取り戻すのにえらい苦労をするはめになってしまった。

日本はロシアに対して、もっとズバズバ言うべきだ。

日ソ不可侵条約を一方的にホゴにして日本に攻め入ったことや、
満州の邦人にひでぇ仕打ちをしたことや、
シベリア抑留のこと、、、

それとも中韓みたいに〝反日暴動〟を起こされないと目が醒めないのかしら?
早めに手を打っとかないと特定アジアが

中国・韓国・北朝鮮

から

中国・韓国・北朝鮮・ロシア

に増えちゃうぞ!

ところでわたしが小学校高学年の時に読んだ

『チロヌップのきつね』

という童話。

チロヌップとは千島列島の『ウルップ島』のことで戦前は日本の領土だっが今はロシア領となっている。

チロヌップという島できつねと仲良く暮らしていた老夫婦が戦争が激しくなったため島から避難する。残されたきつねには子がいて、運悪く外国人(明らかにロシア人)の仕掛けたきつねとりの罠にかかってしまう。。。というような悲話。。。あらすじだけでも書いてると泣けてくる。

この話、今は反戦童話としてサヨクに利用されているようだが、作者の意図は違う。

(参考)『愛・蔵太のきままな日記』さん

さらに、「わたしが思っていることはせんそうがなかったら、きつねたちはころされていなかったのにということです」というのも間違った感想でしょう。戦争がなかったら、キツネたちはロシア人の密猟者によって毛皮にされていたと思います。戦争がはじまって、兵士がその島に留まり、密猟者がワナにかかったキツネを回収することができなくなったため、「子狐の小さな白骨体」が高橋宏幸さんに見つかったんじゃないでしょうか。兵士がキツネワナを仕掛けたのなら、その仕掛けた場所も把握できていたはずで、そんなに長い間ワナにかかったままになることもなかったはずです。著者の高橋さんの「どこへも向けようのない怒り」というのは、俺の考えではやはり「ほろびゆく自然、ほろびゆく動物達」に対する人間の業を見せつけられたことによって生まれた「怒り」なんじゃないでしょうか。

この物語を反戦教育の流れとして読ませ、「もし、日本がせんそうをしはじめたらこわいのでいやです」というような素朴な感想を小学生に持たせるのが正しい読みかた(読ませかた)だとは、俺にはあまり思えませんでした。低レベルの感想としてはむしろ「わたしが思っていることはロシアの人がその島にいかなかったら、きつねたちはころされていなかったのにということです」のほうが正しいかもしれないですね。ロシア人が嫌な奴というのは、チロヌップを舞台にした高橋宏幸さんの他の2作品、『チロヌップの子 さくら』と『チロヌップのにじ』には共通のテーマです。

『高橋宏幸さん』とは『チロヌップのきつね』の作者。

私もこの本を読んで幼いながら「この人たち(挿絵のロシア人)ってずるい!」と怒りに身を震わせたものだ。チロヌップのきつねの親子が哀れで、、、おじいさんやおばあさんが気の毒で、どうしてここの生活をソッとしておいてあげないんだろう?と涙ながらに思ったものだ。作者の意図は、やはりこういう不条理感と嫌露感だと思う。

・・・今でも思い出すと泣けてくる・・・

チロヌップ(ウルップ島)は北方領土の4島ではないし、もはや日本に戻ってくる事は無いだろう。
でもそこには日本人の自然と調和した生活が確かにあった。
それを都合よく忘れてしまって北方領土問題そっちのけで〝政冷経熱〟なんて、なんか納得いかない。

私は今後、ロシア外交報道は『チロヌップのきつね!』と一言唱えてから見たり読んだりすることにした。
頑固とか偏屈とか言われたってかまうもんかっっっっっ!

【2005.11.24 add】
◆『1喝たぬき』さん 「北方領土進展なし」へTB
そもそも千島列島の中の4島に返還交渉を限定したのは日本の外務省だった?!許せん、、、外務省・・・そして、北方領土返還に対して問題意識が薄かった私自身に対しても。

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» 北方領土進展なし [1喝たぬき]
ロシアのプーチン大統領が来日したが、北方領土については何ら発展はなかった。まあ当たり前で驚くことはないにもない。外務省の無能ぶりを改めて確認しただけだ。 [Read More]

Tracked on November 23, 2005 at 07:57 PM

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