« キム記者に注意! | Main | さよなら、そしてアリガト »

December 28, 2005

この世の不条理

テキスト化されてない記事等をエントリーにしようと思ってたのだけど、この年末押し迫る頃になって重要報道がメジロオシとなった。こりゃテキスト有無にかかわらず是が非でもエントリーにしたい!ってことでZAKZAKの下記報道をご紹介。

*****
中国当局が脅迫か…上海総領事館員の首吊り自殺
ホステス使い色仕掛け


 上海日本総領事館の領事(46)=当時=が中国当局が用意した色仕掛けにハメられ、昨年5月に自殺していたことが分かった。27日発売の週刊文春によると、亡くなった領事は外務省と領事館の暗号通信を担当。領事の自殺は暗号解読をねらった中国当局の執拗(しつよう)な恫喝(どうかつ)が原因だったとみられ、中国政府の外交官に対する非道な工作活動に波紋が広がるのは必至だ。

 週刊文春によると、領事は昨年5月6日午前4時ごろ、上海総領事館の宿直室で首をつって自殺した。領事は旧国鉄出身で、分割民営化後に外務省に入省した。米・アラスカのアンカレジやロシアに勤務した後、平成14年3月に上海総領事館に単身赴任した。

 赴任後、領事は同僚に連れられ、外国企業が多く集まる虹橋地区にあるカラオケクラブに足を踏み入れる。そして、1人のホステスに魅せられ、足しげく出入りするようになった。

 クラブは事実上、個室で、ホステスが“接待”してくれる。そのうち、ホステスは中国当局に摘発され、取り調べで上客だった日本人の名を供述するよう強要された。

 供述の中に領事の名前があることに目を付けた当局は、15年6月、このホステスを利用して情報機関に所属する工作員の男に領事を接触させた。

 当初、工作員は機密レベルの低い情報提供を要求。領事は昨年4月に外務省へ転属願を提出し、ロシアの総領事館に転勤が決まったが、工作員の男は、ホステスとの関係を「領事館だけでなく、本国にバラす」「(女性との)関係はわが国の犯罪に該当する」と何度も脅迫した。同年5月に入り、工作員の脅迫はエスカレートし、転勤先のロシアの情報も提供するよう迫られた。

 きまじめだった領事は工作員と深い付き合いとなってしまったことに責任を感じ、総領事や妻、同僚に計5通の遺書を残して自殺。総領事あての遺書には「自分はどうしても国を売ることはできない」などと記されていたという。

 領事は外務省と総領事館の衛星通信や情報伝達を担当する「電信官」で、総領事しか知らない国家機密も把握。特に衛星通信に使われる極めて複雑な暗号の解読方法を熟知していた。

 中国当局はこの暗号に強い関心を示し、領事が転勤と決まるや何とかして暗号の解読を引き出そうと、強い圧力をかけたものとみられる。

 冷戦さながらの色仕掛けによる諜報(ちょうほう)戦。外務省は、国を守ろうと“殉職”した職員について事実関係を一切、公表していない。 

ZAKZAK 2005/12/27

*****

命を落とした領事のご冥福をお祈りいたします。
昨年の春に起きた痛ましい事件であるが、約1年半後の今ごろに報道されるなんて奇妙~。

でもよくぞ記事になってくれました。今までも中国当局のえげつない外交工作は噂にはなっていたけど、こうやって記事になってくれると物凄い緊迫感がある。

そしてかなりの教訓になったのではなかろうか?中国での甘~い誘惑には必ず毒が仕込まれているという事。
ただ、既にその毒がまわってしまった存命中の政治家とか官僚とかが気になる。何とか炙り出す手立てはないものか?一方は痛い腹を懸命に庇って保身にまわり、この領事のようなバカ正直な人が命を落とすなんて不条理なことこの上ない。

++++++++++++++
羽越線脱線事故の被害に遭われた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
事故を起こした特急〝あけぼのいなほ〟は、あの現場からはかなり北の路線ですが帰省の際によく利用しました。私にとって馴染み深い特急列車であのような悲惨な事故が起こるとは想像をはるかに越える恐ろしい現実です。
お亡くなりになった方々、どうか安らかに。そして現在治療中の方々の一刻も早いご回復を願ってやみません。

|

« キム記者に注意! | Main | さよなら、そしてアリガト »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74279/7874501

Listed below are links to weblogs that reference この世の不条理:

» 宦官になるしかないな【妻】 [鬱々夫婦の日記]
中国人工作員による日本人外交官への「スパイ強要」が最近取りざたされている。1年前の話が今頃出てくる事に何か政治的な意図を感じるが「汚いやり口」がハッキリしてきた。 亡くなった外交官(電信官)は「国を売ることはできない」と遺書をしたためたそうだ。 売国奴の政治家... [Read More]

Tracked on December 29, 2005 at 12:44 PM

« キム記者に注意! | Main | さよなら、そしてアリガト »