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December 22, 2005

「政冷」上等、「経涼」上等っ!

今日は久々に靖国をテーマにいきましょか。

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改めて首相の参拝を論ず 土居健郎
(産経新聞 12月19日)ネットソース無し
 小泉首相が中国や韓国から非難されても靖国神社参拝をやめないのをさすがはと感心していたが、この頃どうやら腰砕けの感がしないでもない。というのも首相として公式参拝するのではなく、人目を盗んで参拝する観を与えるに至ったからである。
 靖国神社参拝が非難されるのは、それがかつての軍国主義の象徴と見なされるからであろう。たしかに軍国主義華やかなりし頃、戦死者は英霊と称され、崇められもした。しかし靖国神社設立の本来の趣旨は国に殉じた人々の霊を祀ることであって、軍国主義とは無縁のはずである。小泉首相が自分が参拝するのは不戦の誓いを立てるためであると繰り返し言うのも、以上の事情を反映してのことだろうが、これもいささか弁解がましい響きがするのは否めない。なぜなら不戦の誓いを立てるのにわざわざ靖国神社まで出かける必要はないし、また戦死した御霊たちが仮にそれを知ったとしても有り難いと思うはずはないからである。
 靖国に参拝するのは、ただ国のために命を落とした人々の御霊に敬意を表するためということに尽きる。国のためというのを正確にいえば、時の政府のとった国策のためである。今日から見て、日本の過去の戦争の多くが間違った国策によって起こされたとされると、そのような戦争の戦死者達は間違った国策の犠牲者だったことになる。だからといって彼らを祀らなくてよいことにはなるまい。昔の政府は間違っていて今の政府は正しいとしても、両者は無関係ではない。無関係とすることは日本が十九世紀以降、西洋列強に伍して近代国家として存続してきた歴史的事実を否定することになる。
 以上のごとく見てくれば、極東裁判A級戦犯に対して取るべき我々の態度もおのずから明らかである。彼らは日本を戦争に導いた国策の責任者として処刑されたが、もちろん彼らだけに責任があったわけではない。彼らが単独で国策を立案したはずもない。彼らは極東裁判で戦争責任を負わされるはるか以前に日本国家によって最も重い責任を負わされていた。その意味で彼らも戦死者と同じく国家に殉じたと考えるのが正しいのである
 小泉氏はやはり国家を代表する総理として、したがって私人としてではなく、靖国神社を参拝すべきであろう。そうすることに何の弁明もいらない。日本人は陰ではちゃっかりしながら、表向きは妙に相手の機嫌を取ろうとする傾きがある。この頃「させて頂きます」という言い方がはやるのはそのためだ。なにしろ「勝てば官軍」という諺が昔から通用する国柄である。我々は四ほどしっかりしないとこの乱世を行きぬくことができないであろう。
(どい・たけお=精神科医)
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まったく同感。
GHQの情報戦略に調子よくのせられ元A級戦犯の方々に全ての敗戦責任を押し付け、悪者と見なして非人間扱いするのはオカシイ。

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【正論】中国の「東アジア共同体策謀」に乗るな
政治評論家 屋山太郎
(産経新聞 12月22日)ネットソース無し

≪日本外交の無知とお粗末さ≫
 マレーシア・クアラルンプールで開かれた東アジアサミットは「共同体形成に重要な役割を果たす」旨の共同宣言を発表して終った。しかし、この共同体はEUの前身であるECにはなり得ない。
 中国はASEAN(東アジア諸国連合)プラス3(日中韓)の十三カ国で、「東アジア共同体」を発足させる思惑だった。この構想に積極的に関ってきた日本外交のお粗末さ、親中派政治家の無知には呆れるほかない。中国は二千年このかた、外縁の地域を南蛮、西戎(せいじゅう)、北狄(ほくてき)、東夷と一段低く見て、次々と勢力圏に取り込んできた。これが中華思想というもので、征服されなかったのは東夷に当たる日本だけである。
 日本が中国の征服を免れたのは、まず七世紀に聖徳太子が対等外交を目指し、のちに中華圏から離脱したからだ。今、中国はASEANと日本をそっくり支配下に置く絶好のチャンスを迎えている。韓国はもともと中華圏の一員だ。日本文明は中華圏から離脱したからこそ成熟できた。それを忘れて、日中友好を唱える官僚や政治家がいる。他国と仲良くするのも外交だが、距離をとる判断をするのも外交である。

≪信頼関係こそ通商の根源≫
 日本はASEANプラス3の枠の中にからめとられそうになって、あわててインド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた十六カ国にした。しかし、十三であれ、十六であれ、経済共同体ができると考えているとしたら大間違いだ。経済共同体の絶対条件は、共通の通商ルールを守ること、あらゆる情報が自由であることだ。もっと端的にいえば、民主主義国同士でなければ共同体などできるわけがないのである。
 SARSの情報や化学工場の爆発を隠蔽(いんぺい)したり、他国の内政に干渉する国が参加して共同体ができると思うほうがおかしい。胡錦濤氏ら戦後世代は宗教もお祭りも禁じられて知らないはずなのに、他国の祭祀(さいし)をやめろという。靖国参拝をする小泉純一郎首相とは会わないという。首相も「犬を食う人種とは会いたくない」と言い返せばいい。
 民主党の前原誠司代表は「A級戦犯が合祀(ごうし)されている間は靖国に参拝しない」といっていたが、「中国は軍事的に脅威である」と言明したため、中国首脳は会わないという。靖国にさえ行かなければ、すべて円満に行くはずではなかったのか。
 中国人はこうやって相手を選別し、逆らうものを排除し、媚(こ)びるものだけを優遇し、いつの間にか相手国の政治にまで干渉するようになった。河野洋平衆院議長や歴代総理五人までもが、小泉首相に「靖国に参拝するな」という様(さま)は、完全に政権中枢部に中国の毒が回っていることを物語る。このままいけば、日本は間違いなく柵封国家、朝貢(ちょうこう)国家に成り下がるだろう。中国にとってその総仕上げの仕掛けが「東アジア共同体」構想だったわけだ。
 読売新聞と米ギャラップ社の共同世論調査によると、中国を「信頼していない」という人が日本で72%、アメリカで53%だったという(十二月十五日付)。信頼関係のないところに友好も通商も共同体も成り立たない。

≪首相の靖国参拝が持つ意味≫
 中国は市場として巨大だから見逃せないという意見があるが、インドには十億の民がいる。彼らの「もっとも好きな国」は日本である昭和天皇の崩御のさい、日本人は二日間の喪に服したが、インド人は三日間喪に服してくれた
 独立の父といわれたチャンドラボースが日本でかくまわれていたことに、彼らは恩義を感じていたのだ。インドは民主主義国であり、法治国家だ。対して中国は独裁国家であり、人治国家だ。人治というのは人が代われば約束は捨て去られることである。
 通商を拡大してやがて経済共同体に発展させようというなら、インドのような国こそふさわしい。オーストラリアやニュージーランド、アメリカを加えるのも自然だ。
 EUが統一市場になるまで発展してきた条件は、地理的つながりふだけではない。各国すべてが言論の自由があり、互いの価値観を認め合う土壌があったからだ。
 中国を加えた共同体などを夢想すべきではない。中国人も反日教育によって日本人を嫌っているようだ。その反日教育は「日本軍国主義の復活」をでっち上げ、共産党の独裁を正当化するためだ。こういう国となぜ、無理やり付き合わなければならないのか。その不可解さを分からせてくれたのが、小泉首相の靖国神社参拝だった。
(ややま・たろう)
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「TVタックル」でもお馴染みの屋山さんは文章でも笑わせてくれます。

首相も「犬を食う人種とは会いたくない」と言い返せばいい
っぷっっ

河野洋平衆院議長や歴代総理五人までもが、小泉首相に「靖国に参拝するな」という様(さま)は、完全に政権中枢部に中国の毒が回っていることを物語る

っぷぷぷっっ
この言いっぷり、気に入った!

そして、ほんの少し泣かせる話も散りばめるなんざ、おつな仕掛けですな(kitsが泣いたところは太字)

ところで当の本人はこんなこと↓を主張。

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【中国情報】「政冷経涼、小泉首相の責任」
(産経新聞 12月21日)ネットソース無し

 中国国営新華社通信は19日、今年の日中関係を「厳冬期」と総括した論評を配信、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で日中関係は1972年の国交正常化以来最悪で、経済にも影響が及んで、「政冷経熱」の関係は「政冷経涼」に変化しつつあると指摘。「厳冬期」となった責任は「すべて小泉首相にある」とした。
 経済関係に影響が及ぶとする論評では、中国の貿易額のうち対日貿易の比重が2000年の17.5%から昨年には14.5%に低下、過去11年間、最大の貿易相手国だった地位は欧州連合(EU)に取って代わられたと指摘。一部の大規模プロジェクトについても「発展させようがない」と強調した。(北京 野口東秀)
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あんまり経済で中国に肩入れすると、台湾みたく経済を人質にとられちゃいますからね。
どーぞどーぞ、EUと経熱にでもなってちょーだい。日本と違って手ごわいとは思うけど~。

【2005.12.23 add】
◆『ぼやきくっくり』さん 「中国“靖国外交”の終焉」へTB
毎回、鋭く緻密な解説のくっくりさん。他の色んな記事も取り上げてるので必見!

【2005.12.24 add】
◆『知れば知るほどきらいになる国?』さん 「あの国のひとは知らないことを知らない」へTB
中国は確信犯だけど、かの半島の国は・・・?ムードでやってるようにしか思えない。ES細胞の顛末も感情に流されすぎた人々の哀れな物語と化してしまった・・・。かの半島の国の情報テンコ盛り!hwabyongさんのbolg。

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Tracked on December 23, 2005 at 05:36 PM

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