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October 14, 2006

【猫便】ボクんちの事件簿 続き

続きです。だいふくです。

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kitsはゆくえふめいの間、『にゅういん』というものをしていたらしいです。なんでもお腹の赤ん坊が出そうになったので、それをひっこめるようにずーーっと寝ていたらしいです。ずっと寝ていたくせにウチに帰ってもしばらくは寝てるんだそうです。変なの。

kitsがそんなんで、Tもめったにウチに居ないので、にんげん二人ととぼくたち二匹の世話をしにその『母さん』ははるばる『あきた』というオウチからやってきたのでした。

kitsが帰った翌々日、玄関から、宅急便のおにいさんでもなくダスキンのおばさんでもない、騒々しい声がバタバタとした動作とともに聞こえてきました。
いつものボクなら下駄箱の上に載ってお客さんをお出迎えするんだけど、そんな騒々しい雰囲気のにんげんは会った事が無いので、怖くなって部屋のドアの陰にかくれました。茶ミはカーテンの後ろに隠れました。

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『母さん』はとにかく声がでかいです。だから『母さん』がやってきてから半日以上たつまでボクは怖くて姿を現すことができませんでした。でもボクは好奇心には勝てないせいかくなのです。つい『母さん』の足のにおいを嗅ぎにフラフラと物陰から出てしまいました。
『母さん』は「まぁ!だいふく?だいちゃ~ん」と大声を出しました。ボクはびっくりして再び物陰に隠れました。『母さん』は物陰のボクに執拗に視線を向けます。ボクは身動きが取れなくなりました。でも『母さん』に悪意はないような気がしたのでしばらくたってから『母さん』からちょっとはなれたところでお腹を出してみました。『母さん』はkitsに促されてボクのお腹をなでました。ちょっと気持ちよかったです。『母さん』は無害なようです。でも声が大きいのと落ち着き無い動作がボクは苦手です。

茶ミは結局、翌日の早朝までカーテンから出てきませんでした。早朝にコソコソと出てきて水をタップリ飲んでいました。よっぽど喉が渇いていたんだと思います。でも、その水を吐いてしまいました。『母さん』が来てから茶ミはご飯も食べていません。だから水しか吐けません。ちょっと茶ミがかわいそうになりました。

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『母さん』はウチの中のものをアッチへ動かしコッチへ詰めなおし、凄い勢いでボクたちの大嫌いなソウジキをかけまくりゴミ袋を何個も作りだしました。kits以上に捨て魔のようです。溜め込み魔のTはたまらないだろうなぁ、とボクは思いました。
『母さん』という未知との遭遇だけでもボクたちはいっぱいいっぱいなのに、『母さん』はどんどんウチの中をもようがえしていきます。『母さん』の周囲はいつも騒音が充満していました。ボクたちはまいってしまいました。特に繊細な茶ミはまいってました。『母さん』がいる間じゅう、茶ミは毎朝吐き続けました。

騒音がなければボクは『母さん』はいがいと平気です。でもしつこくボクたちを触ろうとしたり見つめたりするのはやっぱり苦手でした。茶ミは見つめられるのがボク以上に嫌なので『母さん』がきてからはめったに姿を見せない幻の猫と化しました。kitsは、母さんは犬しか飼ったこと無いから犬と同じつもりで猫に接して猫に嫌われるんだ。それはよくないから猫に合わせてちょうだい。と『母さん』に何度か言いました。『犬』ってなに?ボクにはよくわかりません。

四日後『母さん』は居なくなりました。ウチの中がものすごく静かです。『母さん』が居なくなった途端、茶ミは元気になりました。食欲ももどり吐くこともありません。

あの『母さん』の居た日々はボクにとってはしょうげきの日々でした。なにせあんなにんげんは初めてだったものですから。あれから1ヶ月たちました。ウチでは前のようなへいおんな日々がゆっくり過ぎています。『母さん』はすっかり幻になりました。

これがボクんちに起きた事件の顛末です。

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