私が〝マネージャー〟をしているバンドのベーシストが抜けるというので、去る11月の土曜日、さよならライブを執り行った。
場所は横浜は天王町『オレンジカウンティ-ブラザーズ』。
このライブハウスのオーナーは、ちょいと少し前に結構有名なバンドマンだったらしい。
ベースのラストライブだっちゅーのに、うちの関係の来客ゼロ。。。ひとえにジャーマネの不徳の致すところでありまして、、、
っつーか「ベース脱退前にメンバーで送別会でも」みたいなノリな訳で、メンバーでバカ騒ぎできればそれで良かったのだった。
結構歳もくっている我らがメンバー。脱退といっても若気のなんちゃらで険悪になったり、とかは全く無く、最後まで「ま、人生いろいろ。戻ってこれたらまたやろうよ。」みたいな感じだ。
共演バンドは黒須さん(女性)のガールズカントリーバンドと、若い衆の威勢のいいロックバンド。ごめん、バンド名ド忘れ。
リハーサルの時に黒須さんのバンドのドラムが遅刻中だったので、うちのドラムがホイホイと代役の名乗りをあげる。オイオイ!
女性に囲まれて相当気持ち良かったらしく、その後、かなりハイテンションなドラム君であった。
横浜のライブハウスは私は初めてだったが新鮮だった!
楽屋がなく、出演者の荷物も客席に置きっぱなしで客の仕切りが無い!
リハーサルもメンバーが揃ったバンドから開始!
兎に角ビックリしたのが、ミキサーが居ない!
ギターやベースはアンプから直出しだし、ボーカルマイクは舞台上で演奏者が勝手にPAをいじくる。
したがって「事前にセッティングシートと曲順を提出してくださ~い」なんてことは言われないのだ。
これは演奏のミストーンがバレバレになるので初心者は泣くであろう。
が、演奏者の個性もはっきりクッキリする訳で、逆にヤミツキになる人も多いであろうね。
少なくとも客にはタマラナイほど魅力的。
だいたい普通、ライブハウスは狭いんだから、わざわざミキサー通すなんて必要ないんだよね。ミキサー通すからモニター用スピーカも舞台に置かないとならなくなるし、音がグワングワン回るし、お客のお耳が「きぃぃーーん!」となっちゃうのだよ。演奏の音ももわもわするしね。
オレンジカウンティ-仕様が広まる事をせつに願うね。
そして開演前、入り口に〝モギリ〟はおらず、今会場に居るのは関係者なのか客なのか区別がつかない状態の中、マスターが開口一番「じゃあ、チャージ***円ね~」。そうするとお客がぞろぞろとチャージを払いにカウンターに集まるのだった!
今まで当たり前と思ってきたライブハウスの固定観念はここではマルっきり不要。
要は音楽が楽しめればそれでいいわけだもの。ここの〝ゆるさ〟は心地いい。
共演の黒須さんのバンド。曲は〝どブルース〟なのに軽やかなポップ感が良い。初めて聴いた黒須さんのボーカルもギターも日本人とは思えぬほど〝ブルース〟していた。
最後のロックバンドは、日本の土着のリズムをベースにしたパワフルな演奏だった。最後はアンコールもあり、非常に盛り上がった。客を自分達で良いように振り回すこのバンドのパワーを我がメンバーはしきりに羨ましがる。でも、うちのバンドにはうちのバンドなりに肩の力の抜けた良さも有る訳だし、、、
え?うちのバンド?日々の練習が少ないだけあって、、、あはは(汗)
※このエントリー、kitsの別館ブログ「Goodfinds」に載せるべきかどうか迷ったんだけど、結局「拾い猫」ブログにUPしました。評判が悪ければ「Goodfinds」に移動するかもしれません。その際はここにお知らせします。
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