October 31, 2005

居て欲しい時にアナタはいない

よりによって今の自民党に、どうして平沼赳夫氏は居ないのだろう。

これからが真性保守である平沼氏の力が必要だというのに・・・。よりによって組閣の時に・・・。

産経新聞に鳥取県の人権擁護法に批判が集中しているという記事があった。

鳥取県の人権救済条例 〝見切り発車〟抗議殺到(10月31日 産経新聞 ネットソース無し)
 鳥取県で十二日、成立した「人権侵害救済推進及び手続きに関する条例」(人権救済条例)。来年六月から施行されるのだが、法曹・報道関係者から批判が相次ぎ、県と県議会には千件近い抗議のメールや電話が殺到、〝見切り発車〟の懸念が指摘されている。(以降、略)

不気味な事に、選挙後そうそうの9月29日、国会では民主党の神本美恵子議員の質問に答える形で、小泉首相が「人権擁護法案を、出来るだけ早期に、提出出来るように努めて参ります」と答弁し、人権擁護法案の早期国会提出に意欲を見せた。

自民が選挙で大勝し、どんな法案でも通せる議席数を与党で確保。更に、いわゆる小泉チルドレンと言われる政治理念が未知数の新人議員が、小泉イエスマンであるかもしれないという疑念を払拭できない。
確かに小泉首相は、ぶれない、媚びない人であり、行政改革を最速スピードで成し遂げる人だと思う。だが、このお人の国家観を完全に信用してよいものかどうか・・・という不安がいつも付きまとう。
人権擁護法案についても、思慮深く考えずに公明党との取引で国会を通そうとしてるんじゃないか?という疑念も毎度ながらつきまとう。
ま、自民党のマニフェストには、この法案は載っていないので無理やり通そうと強権に訴える事は無いと信じたいが。

拉致議連の会長でもあり(現会長:安倍晋三氏)、真の人権を考える懇談会の会長(現在の会の状況は不明)でもあった平沼氏。そして氏は自民党の中で「人権擁護法案」に強く反対した。

こんな国会現状で私たちが信頼して政治を任せられるのは、いままでの政治活動で私たちの期待にこたえてきてくれた平沼氏のような政治家なのだ。
もし郵政法案に反対せずにいたならば、今回、ポスト小泉として入閣した可能性もあったのに。

平沼氏は選挙後、『除名』の恐れもある中で再度「郵政法案」に青票(反対)を投じた。選挙前の勢い空しく白旗を揚げてしまったノダ某やその他大勢の反対派議員とは一線を画す責任感だったと思う。この揺るぎの無さは今の日本のリーダーに最も欲しい素養だ。

安倍氏は幹事長に就任したものの、次期首相には経験不足という意見もある。
だからなお更、首相候補として平沼氏が必要だったのに・・・。

今日のフジTV『とくダネ!』に平沼氏が生出演したのだが、その際に
「私が郵政法案に反対した理由は2つあって、一つめは法案そのものに反対、二つめは強権的な政治手法反対した。その反対の割合は前者と後者で4対6だった。主な理由は政治手法に対して賛成できかねたのだ。」

というような内容で発言していた。(録音していない。記憶のみ。)

嗚呼、なんという悲劇。強権的な政治手法を糾弾して欲しいのはこれからなのに・・・。

夏の国会で郵政に反対した議員の方々の中には、どこかで「打倒小泉!」の私怨が見え隠れしていた人もいた。そんな私怨で自民党政権の一番看板であり国民に広く宣言していた「郵政民営化」をホゴにしようとした議員こそ、反民主主義の最たるモノのように私は思う。そういう一部の反対派の魂胆が透けて見えたのも有権者の小泉支持を増やした一因ではないのだろうか?

小泉首相の悲願である「郵政民営化」とその他の法案の違いを有権者はよーーーく理解している。
もし、仮に小泉首相が人権擁護法案を通すために、この前の郵政法案のような力ずくのことをやったなら、それこそ有権者はだまっちゃいない。なだれをうって反小泉支持にまわるはずだ。
それは鳥取の人権法への全国的ブーイングを見ればよくわかる。

平沼氏には、もっと有権者を信用して欲しかった。
信用して「郵政法案」に白票(賛成)を投じてほしかった。

今となっては後の祭りか。残念。

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July 24, 2005

真に恐ろしいこと

自民、人権擁護法案の今国会提出見送りへ (2005年07月23日23時40分 Asahi.com)

 自民党は、人権が侵害された場合の救済手続きなどを定める人権擁護法案の今国会提出を見送る方針を固めた。党内の推進、反対両派の調整が暗礁に乗り上げており、来月13日の会期末までに妥協案をまとめるのは困難と判断した。近く与党人権問題懇話会を開いて、最終決定する。

 執行部の一人が23日、「(残り)会期を考えると提出はできない」と明言した。小泉首相が最優先課題に掲げる郵政民営化法案の参院採決を控え、党内に新たな混乱の火種をつくりたくないとの考えもありそうだ。

 同法案をめぐっては、政府や古賀誠・党人権問題等調査会長らが今国会への再提出を目指したが、平沼赳夫前経産相や安倍晋三幹事長代理らが「人権侵害」の定義の明確化や、人権擁護委員を日本国民に限る「国籍条項」の導入など法案の大幅修正を求めていた。

 古賀、平沼両氏が今月13日に協議したが、公明党が反対している国籍条項の導入を古賀氏が拒否。協議は物別れに終わり、与謝野馨政調会長に法案の扱いが委ねられていた。

私は郵政法案の強行突破より、人権擁護法案の(こっそり)強行突破のほうが非常に問題だと思っている。
マスコミでは一向に取り上げないこの人権擁護法案が国会に通った時こそ、国民の監視外で進む闇の政治、独裁政治、ファシスト与党執行部という批判が成り立つと思う。

幸い、郵政法案に手一杯で、こっちは今国会提出が見送られるようだ。心底ホッとした。

小泉首相は郵政法案を抱えて法案成立または解散総選挙に向かって突っ走っているが、そんなの別におかしいとは思わないし、小泉首相が独裁者とも思わない。

というのは、「マニフェスト選挙」と言われた先の総選挙で『郵政民営化』をメインテーマに掲げて晴れて与党となったのだし、また小泉さんが総裁になった際ももちろん『郵政民営化』が公約だったのだから、その『郵政民営化』に向かって首相が突っ走るのは一般の有権者にしてみたら別に不思議でもなく非常に分かりやすい展開だ。

ところが、国会におけるこの「郵政法案」の賛否の駆け引きには、闇から闇へと事が運びつつある「人権擁護法案」への懸念が影響しているかもしれないというのだ。
酔夢ing Voiceさん 日本テレビ「今日の出来事」のやらせ報道 より引用

しかも、もっと重要なことは、郵政民営化法案に反対票を投じた城内議員の動機が、番組で一切伝えられていなかったのだ。城内議員が、なぜ、反対票を投じたのかという理由は、人権擁護法案の成立を阻止することが目的だったのだ。郵政関連法案について、自民党執行部の強引なやり方を目の当たりにした城内氏は、このままでは人権擁護法案も通ってしまうのではないかという危機感を抱いた。その一念で、執行部への一撃の意味をこめて反対票を投じたと城内氏は言う。

実際のTV放映では城内議員は派閥と有権者の狭間で葛藤し反対票を投じた若手社員として編集されていたようだが、ブログ主の西村氏が当の城内議員本人へ確認をとったところ、実際の反対の理由は「人権擁護法案」であり、TV放映の内容は事実無根であったのだ。(ご注意:西村氏のこの記事のコメント欄にいろいろなご意見が寄せられているようだが、私自身は城内議員と直接会話した西村氏の判断を信用し西村氏の記事をそのまま引用した)

事実を歪曲するTV番組「今日の出来事」も非常に問題だが、私がとっても気にかかるのは、自民党そのものを分裂しかねないこの度の「郵政法案」攻防に、見えないところで「人権擁護法案」が関与している点だ。そしてそれをまるで報道しないマスコミの存在だ。
まぁ、公約である「郵政法案」と、そうではない「人権擁護法案」がゴッチャになる事自体もユユシキ事だと思うんだけどね。。。

「郵政法案」で自民党が『ぶっ壊れる』のは、まぁ、致し方ない。何故なら、明らかに次の選挙の争点であり、有権者はそれを念頭に入れて投票するだろう。誰が当選するかによって今後の「郵政法案」の展望が非常に明解で分かりやすい。

しかし、自民党が『ぶっ壊れた』理由が実は「郵政法案」だけではなかったとしたら?
陰に「人権擁護法案」という有権者にとって全くノーマークのダークホースが潜んでいたとしたら?
そして、そのダークホースの存在をマスコミが取り上げないとしたら?

「人権擁護法案」には選挙を通じて全く民意が反映されないことになる。
私はこっちのほうが恐ろしい。

今回の国会提出断念のニュースでもわかるように「人権擁護法案」も「郵政法案」に負けず劣らず自民党内で大もめにもめてる法案なんだから、解散総選挙になった暁には立候補者の方々には「郵政法案」の賛否表明と同じく「人権擁護法案」賛否もハッキリさせてもらいたい。

≪過去の関連記事≫
April 22, 2005 人権擁護法をドウシテモ通したい古賀氏
April 11, 2005 その後の人権擁護法
April 06, 2005 人権擁護法は誰を守る?
April 03, 2005 怖いぜっ!人権擁護法

【2005.8.21 add】

『言語学研究室日誌』ブログ 終戦記念日に思うことへTB

とうとう解散総選挙。郵政が焦点といいつつ有権者はそれ以外もしっかり見据えて投票すべし。

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April 22, 2005

人権擁護法をドウシテモ通したい古賀氏

母の韓国土産のことを書こうと思ったんだけど、トンでもニュース発生!

古賀氏に一任と判断 人権擁護法案で与謝野氏 (04/22 14:26 SankeiWeb)

 自民党の与謝野馨政調会長は22日午前、党本部で平沢勝栄法務部会長と会談し、今国会提出をめぐり党内調整が混乱している人権擁護法案の取り扱いについて、古賀誠人権問題等調査会長(元幹事長)が一任を取り付けたとの判断を示した。これにより、同法案は政調審議会と総務会で了承を求める手続きに入ることになり、国会提出に向け前進した。
 同法案については、21日の党法務部会・人権問題等調査会合同会議で、一任を取り付けたとする古賀氏と、平沢氏の見解が対立するという異例の事態になっていた。
 与謝野氏は平沢氏に「会議の座長は古賀氏だ。古賀氏が仕切ったという形にしてほしい」と述べ、平沢氏は「政調会長がそう言うならやむを得ない」と応じた。これに先立ち、古賀氏は与謝野氏や久間章生総務会長と会談し「21日の合同会議で一任を受けた」と報告、了解を得た。
 ただ法案に反対している党幹部は「党内で意見が割れており、了承することはできない」と反発を強めている。

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April 11, 2005

その後の人権擁護法

4月4日の日比谷での集会は多くの方が参加されたようだ。

(参考)人権擁護法案反対集会 2005年4月4日日比谷公会堂 動画集

その数日後の4月8日に法務部会が開かれた。


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April 06, 2005

人権擁護法は誰を守る?

怖いぜっ!人権擁護法」で、強大な権力を持つ第三者機関の設立に恐怖を感じたことを記事にした。
その記事にTBしていただいた『娘通信♪』さんの記事で、この法案の背後に透けて見える現代日本の恐ろしい側面を取り上げている。

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April 03, 2005

怖いぜっ!人権擁護法

050403_01
<--「人権擁護(言論弾圧)法案反対!」ブログさんのところにあった画像。このエントリ上の画像は全て「人権擁護(言論弾圧)法案反対!」ブログさんのところにあったものを使用させていただいております。

明日(4月4日)、「人権擁護法案を考える緊急大会 」が日比谷公会堂で開催されます。
お近くの方は是非足をお運びください。
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「 人権擁護法案を考える緊急大会(仮称) 」
日時 平成17年4月4日(月)18:30開会
場所 日比谷公会堂 入場無料
登壇者等、内容は後報
主催 人権擁護法案を考える市民の会
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